【製造技術部門】永島　良平 

何かあった時にまず自分が頼まれるのが嬉しい、
現状で満足せずに
みんなを刺激させるような面白いアイディアを形にしたい

入社理由を教えてください。

大学で機械を学んでいて生産設備、工作機械に興味があったので、そういった機械を作っている会社を就職先として考えていました。また、大学が神奈川だったので、友達がいる神奈川への行き帰りが楽な東海道新幹線の沿線がいいな、とも考えていました。

三共製作所は工作機械だけではなくそれ以外の生産設備も作っていたので色々な経験ができそうなのと、メインの事業所となる静岡事業所が新幹線へのアクセスが良い立地ということで三共製作所に入社しました。

現在担当しているプロジェクトを教えてください。

今は製品に使用する部品の加工工程の検討と、加工するための治具の設計を担当しています。治具設計に関しては、加工者達と相談しながら検討して、3次元CADを使用してのモデリングから作図までは加工部門の治具を一人で担当しています。新製品で使用する部品の加工検討や治具はもちろん、コストダウンや不具合対応のための治具の改造などもしています。

1日の仕事の流れは？

7時45分くらいに出社して、何かしら資料を読んで頭を温めてます。8時から体操があって朝礼、メールチェックをして、部品の加工方法の検討や治具の検討、作図等の通常業務を行います。急ぎの仕事が入ったときは、他の仕事の優先順位を調整した対応します。急ぎの仕事がなければ17時に退社します。

急ぎの業務で立て込んでいる場合は残業することもあります。また、17時以降に用事がある時に、仕事を前倒ししたりして予定を合わせるということもしています。周りのみなさんに感謝しつつ調整しながら進めています。

研修時や配属後の雰囲気はどうですか？

常に研修制度も改善されていますが、私が入社した時の研修は加工や組立の複数の部署をそれぞれ2～3週間、設計などの部署は3日程度でした。昔のことであまりよく覚えていないですが、聞けばなんでも答えてくれる印象でした。

研修の時も配属されたあとも、聞いたけど相手にしてくれないということはなく誰に聞いても教えてくれる印象です。

面白さ、成長を感じられる瞬間は？

工場の中に色々な機械があるのでそれらを知ることができ、それらを使って如何にものを作り上げていくかを考えるところ面白いです。また、初めて見る形状の部品もありますので頭を悩ませて治具を考え、その治具で加工して形になった時も楽しいです。

また、社内で使用する治具を設計していますので、私の図面から作られたものが社外の人の目に触れることは無いのですが、展示会で治具の例として会社の製品に取り付けられて展示されていたのを見た時は嬉しかったです。

失敗した経験は？

初めてやることもたくさんありますので、細かい失敗は数えきれないほどあります。
その失敗を思い返すと、「なんとかなるだろう」とあやふやな部分を残したまま進めると後々不具合点や問題点が出てくることが多いなと思います。その都度加工の方や上司に助けていただいて、仕事の目的が果たせるように進めて頂いたことが多々あります。
学んだこととしては疑問点や確認しなくてはならないことは、時間がない中でも一手間かけて色んなことをクリアにしてから進めていくことが大事だなと感じました。

会社に改善してもらいたいことはありますか？

会社に図書室があるのですが、古い本が多いので新しい本とか、こういう資料が欲しいなど気軽に増やせるような制度があると良いかなと思います。

会社の好きなところを教えてください。

工場内だけど緑が多い環境で仕事ができる

先代の社長が工場を建てるときに良い環境で仕事をしてほしい、と工場ですが緑がとても多いです。
お昼ご飯食べに行く時にも緑が見られて、春になれば桜も見ることができ雰囲気的にも良い環境だと感じています。

休日の過ごし方を教えてください。

趣味でスポーツチャンバラという競技をしています。練習をしたり街のクラブを作ってを作って小学生～中高生に教えたりもしています。選手として県内外の大会に出たりもしています。

平日の仕事は忙しいですが、土日は趣味やプライベートも充実させて日々働いております。

今後の目標を教えてください。

治具設計の仕事を17、18年くらいやっていまして、静岡の加工部門の治具担当が私一人ということもあり、加工部門で治具を作るとなった時に先ず私に声が掛かるという状況になっています。
最初に声が掛かる状況にあることが非常に嬉しいことだなと思っています。
ただ、依頼を受けて治具の案を出す時に、みんなに面白いと思われたり、ハッとさせる刺激を与えるような治具はなかなか出すことができていません。人に刺激を与えるような面白いアイディア、治具を出していきたいです。

学生のみなさんへ